なんども言おうと思っいつつ言えなかった

あたしなんかに思われたら迷惑だろう
とか

フラレタあと避けられたらじみめだな
とか

どうせ彼女がいるしな
とか

そんな思いがもくもくと湧きあがってきて
覆い被さってきて思う気持ちをくるんでしまう

そんな思いでずーっときたあたしが
此処にきて考えがくるりと変わった

次のランチにはきちんと伝えるぞ


まずそれは
はいきなり終着点の行動の決意から始まったのだ

そうです
あたしの告白への道へのハジマリ

彼への思いは6年間でゆっくり実感してきた思い
ぐーっと盛り上がるよな恋愛感情ではない

だけど、だらだらとたまに会えるランチを楽しみにしていたあたしが
なぜか今テンションを上げる状態にもってこうとしている

あたしの気持ちはせっぱつまってる
(派遣期間が終了の為)もう気軽に会社で会うこともなくなる
もう次こそラストランチなんだ
言わなきゃ!
選択史はない
告白は次のランチしかない!
ってな

でもそこにかすかに見える希望の光といえば
「(ランチに)誘えばやってくるんだから、嫌われてはなかろう??」
このたった一筋だけ
それも消えそうな、な

ランチの約束をとりつけたのはいいものの
それ以降彼との接点もなーんにもないまま告白の時間は刻々とせまってきていた


そしてそのランチの前日
あたしはお風呂に入りつつつらつらと考えてた

結局またなんにもいえないまま終わるんじゃないかって
いつもと同じよに食べてしゃべって終わりなんじゃないかって

それに

あたしにとってこの告白ってなんなんだ?

あたしはなにを望んでいるん?
そりゃ付き合えればそれが1番

でもそれなら彼女のいる奴は無理っぽいだろ
でもあたしは告白しようとしてる

何が1番したいのだろ
あたしが1番大切なことは?

うーん
それは、それは、だ

今のあたしにとって1番大切なことは
どんなけ自分の思いをきちんと相手に伝えることができるか

きっとこれだ

イッショにいて楽しいし
とても幸せに感じる
とても大事に感じる
そうやって彼を思う人間がここに一人いる
ってこと

それを1番伝えたい

それをどうやったらちゃんと分かってもらえるか

逆に言えば
それを120?きっちりと伝えることができたなら

OK?
NO?

これはもう相手の自由ってことで

結果がどうあれ思い残すことなく
すっきりできるだろう

受験のときのよう
自分の持ってる実力を最大限に発揮した結果なら
後悔もすくなかろう



はて?

そこで考えてみた

自分の持っている実力?

あたしの恋愛の実力ってさ・・・・・・・

ほとんどゼロ、じゃんか

オーノー!

だめじゃん、だめじゃん
だめだめじゃん

勉強せずに試験を受けるつもり?

ぶっつけ本番でやるつもり?

すこーし実力をつけてからの方がよくないか?

という事で急遽あたしは次のランチでの
くっきりはっきりとした告白は取りやめることにした

後ろ向きな告白の取りやめではない
そこがいつもとはちょと違う

それになぜかワクワクしてきた
やる、やってやる。おー!やってやるぞ。
そんなやる気も自分に感じる

でもとりあえずはランチだ
これはもう楽しもう
だって本当に楽しみなんだもの

会ってしゃべって美味しく食べるのが
今からとっても楽しみなんだ

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