五分後の世界

2004年7月7日 読書
暴力自体は許されることではないし
みとめてはいけないことだけど、
何かを伝えるために
手段として暴力のあり方を表現をすることは
有りなんじゃないかって思う。

決して暴力や残酷なシーンを描くことが目的ではなく
そういう過酷な舞台を用意された主人公が
生きるか死ぬかの極限状態の中でとる行動に
強さを感じ、おろかに行動する人に、
自分を重ね合わせ
そして、主人公がどうやって生き抜いていくのか
知りたくなってどんどん読み進めていくのだ。

本の中で、自分だったら絶対あの時
死に向かっていってしまってる・・
そう思う回数が増えるごとに主人公の強さが何なのか
知りたくなってしまう。



ISBN:4877284443 文庫 村上 龍 幻冬舎 1997/04 ¥560

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